
M&Aを検討する中堅・中小企業の経営者のなかには、投資ファンドの活用について視野に入れている方もいらっしゃるでしょう。
その場合、投資ファンドを活用するメリットや留意点について、十分に理解しておくことが大切です。投資ファンドを活用することで企業の成長を加速させたり、資本基盤を強化させたりする期待ができる一方、リスクへの対応も検討する必要があります。
この記事では、投資ファンドとのM&Aを実施するメリットや留意点について解説していきます。また、投資ファンドの種類についても紹介するため、投資ファンドをM&Aの戦略に生かしたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
目次
1. 投資ファンドとは? まずは基本を押さえよう
投資ファンドとは、複数の投資家から集めた資金をもとに、企業の買収や事業の育成を通じて企業価値の向上を目指すことを目的とした組織を指します。ファンドマネージャーと呼ばれる専門家が、これらの資金を管理・運用しながら、成長の見込みのある企業の選定、買収、そして買収後の企業価値向上に向けた様々な支援を行います。投資ファンドは、投資した企業の持続的な成長を支援することで、その価値を高め、結果として投資家へのリターンに繋げるという役割を担っています。
投資ファンドは短期的な利益ではなく、中長期的な企業価値の向上を目指すのが一般的です。単なる資金提供にとどまらず、経営陣へのアドバイスや事業再編の支援なども行います。また、投資ファンド自体が企業の株式を取得し、企業経営に直接関与することで、より深く成長を後押しすることもあります。
こうした支援を通じて、投資ファンドは企業のM&Aの実現において、単なる買収側ではなく、企業価値向上のためのパートナーとしての役割を担っています。ファンドマネージャーの豊富な経験と専門知識は、M&Aを通じてさらなる発展を目指す企業にとって大きな武器になりえます。
2. 投資ファンドとM&Aを実施する5つのメリット
投資ファンドとのM&Aは、企業の成長につながる観点からも注目されている戦略といえます。ここでは、投資ファンドとM&Aを実施することにより得られるメリットを5つ紹介します。
2-1. 経営資金を獲得できる
投資ファンドとM&Aを実施するメリットの1つは、経営の安定化や成長に必要な資金基盤を強化できることです。投資ファンドは買収先に対し、その事業の成長戦略や設備投資、新たな挑戦のために、追加で資金を投入することがあります。これまで資金面で制約があった事業もより積極的に推進できるようになる可能性があります。
また、投資ファンドは複数の企業をグループとして保有・運営することがあります。その場合、グループ内の企業が持つ不動産や設備、顧客基盤、取引先ネットワーク、そして技術やノウハウといった経営資源を共有し、活用できる可能性があります。これにより、シナジー効果(相乗効果)を生み出し、さらなる経営資源の獲得と事業の拡大が期待できるでしょう。
2-2. 優秀な人材を獲得できる
投資ファンドとのM&Aは、優秀な人材の獲得にも効果的です。投資ファンドはこれまでの投資経験を通じて、優秀な経営者や技術者とのネットワークを有しています。そのため、投資ファンドとのM&Aを通じて、企業は自社の事業の成長に必要な専門知識、経験を持つ人材、あるいは新たな視点をもたらす人材を迎え入れる可能性を広げることができます。
また、投資ファンドは、自社のネットワークから最適な人材を紹介したり、ときには投資ファンド内の専門家を派遣したりします。これは、企業の経営体制を強化し、事業の発展を後押しすることにもつながります。
2-3. 企業の信用力が高まる
投資ファンドとのM&Aは、企業の信用力向上にも寄与できます。投資ファンドは、厳格な投資基準にもとづき、企業を慎重に選んで投資を行います。そのため、投資ファンドがM&Aのパートナーになることは、その企業が外部から高い評価を受け、その将来性が期待されていることの証になるともいえます。
このような評価は、取引先や金融機関からの信頼の獲得にもつながり、新たなビジネス機会の創出や、より有利な条件での資金調達の可能性を広げます。また、投資ファンドが持つ広範なネットワークやブランド力は、自社の知名度向上にもつながる可能性があります。
2-4. 後継者不足を解消できる
投資ファンドとのM&Aは、後継者不足の解消に貢献できます。後継者が見つからないとお悩みの経営者にとって、投資ファンドを活用したM&Aは事業承継の有効な選択肢となりえます。
例えば、投資ファンドが持つネットワークを通じて、自社の事業に最適な経験と知見を持つ後継者候補を紹介することも可能です。社内に将来性のある人材がいる場合は、ファンドの専門家がその育成をサポートし、スムーズな事業承継を後押しすることもあります。
2-5. 専門的な経営ノウハウを獲得し、企業の成長戦略を加速できる
投資ファンドは、多岐にわたる事業投資で培った専門的なノウハウや知見をも提供します。例えば、企業の戦略策定、財務基盤の強化、営業・マーケティング戦略の改善、DX推進など、その企業の成長ステージに応じて実践的にサポートします。これにより、その企業単独では難しかった市場開拓や販路拡大、生産性向上など、具体的な成長施策をよりスピーディーに推進できる可能性があります。
3. 投資ファンドとM&Aを実施する際の3つの留意点
投資ファンドとのM&Aは、投資を受けた企業の成長加速や資本力強化につながる一方、いくつかの留意点があります。これらの事項を把握し、対策を考えることが重要です。ここでは、投資ファンドとM&Aを実施する際の3つの留意点について説明します。
3-1. 組織再編の可能性がある
投資ファンドとのM&Aを検討するうえで、留意しておきたい点の1つが、組織体制の見直しや事業の再編が行われる可能性があることです。投資ファンドは、投資先企業の持続的な成長と効率性の向上を重視するため、時として、事業構造や組織体制の最適化を提案することがあります。
これは、重複する部門の統合や業務プロセスの見直しなどを通じて、企業の生産性向上を目指すものです。結果として、一部の従業員の方々にとって、職務内容の変更や配置転換といった影響が生じる可能性も考えられます。
この点については、M&Aのプロセスにおいて、投資ファンドと密接に連携し、事前に組織再編の意図や計画について十分に話し合いを重ねておくことが大切です。また、従業員の方々の不安を軽減し、前向きな気持ちで新たなスタートが切れるよう、丁寧な情報共有やサポート体制を共に検討しておくことも重要になるでしょう。
これらの交渉や調整は、M&Aを支援するM&A仲介会社が、企業のオーナーに代わって投資ファンド側と綿密に行えます。その企業の意向や従業員への配慮を適切に伝えることで、より円滑なM&Aの実現をサポートすることが可能です。
3-2. 企業の文化が失われる可能性がある
投資ファンドとのM&Aにおいて、企業の文化が変化する可能性についても留意しておきたいです。投資ファンドが新たな株主になることで、長年培われてきた自社の企業文化や価値観に影響を及ぼす可能性があります。
投資ファンドは、投資先企業のさらなる成長や組織全体の効率性向上を目指す中で、新たな戦略や方針を導入することがあります。これにより、組織体制や業務プロセスだけでなく、従業員の意識や働き方にも変化が求められる場面があるかもしれません。こうした企業文化を一方的に変えられると、従業員の士気の低下や顧客離れなどにつながる可能性も考えられます。
このため、M&Aの検討段階から、自社が大切にしてきた企業文化や価値観を投資ファンドにしっかりと共有し、相互理解を深めることが重要です。既存の企業文化を尊重しつつ、新たな環境に適応し、より良い企業文化を共に創り上げていくという視点を持つことが、事業の持続的な発展につながるでしょう。
3-3. 数年以内に再売却(エグジット)される可能性がある
投資ファンドは、投資家へのリターンを目的としているため、原則として投資した企業の株式を将来的に売却することを視野に入れています。
この再売却は、自社が次の成長ステージへ進むための戦略的なステップとなることもあれば、新たなオーナーの経営方針によって、これまでの事業運営に変化が生じる可能性も考えられます。もし、短期的な収益改善を強く求めるファンドの場合、急激な事業変革を提案される可能性もゼロではありません。
しかし、近年では、企業の長期的な発展や永続的な成長を重視し、比較的長い期間での保有を前提とする投資ファンドも増えてきています。
投資ファンドとのM&Aを検討する際には、投資ファンドの投資スタンスや、将来的なエグジット戦略をしっかりと見極めることが非常に重要です。
M&A仲介会社を通じて自社の長期的な目標と合致するファンドと出合い、共通の目標を設定することで、将来的な再売却の際も、自社の事業、そして従業員の利益が守られるような仕組みを構築することが可能になるでしょう。
4. M&Aにおける投資ファンドの6つの種類
M&Aでは、ベンチャーキャピタルやバイアウトファンドなど、さまざまな投資ファンドが企業に合わせて投資します。これらの投資ファンドはそれぞれ特定の戦略を持ち、企業の発展や業績の回復を支援しています。ここでは、投資ファンドの種類について解説します。
4-1. ベンチャー企業や中小企業に対して投資する「ベンチャーキャピタル」
ベンチャーキャピタルは、主に創業間もないスタートアップ企業や、高い成長が見込まれる未公開企業に投資を行うファンドです。これらの企業は、まだ収益が安定していなかったり、担保となる資産が少なかったりするため、金融機関からの融資を受けるのが難しいケースが少なくありません。ベンチャーキャピタルは、こうした企業に対し、将来の成長を期待してリスクマネーを提供し、株式を取得します。
投資先企業の事業計画や経営陣の能力を綿密に分析し、資金提供だけでなく、経営に関する助言やネットワークを提供することで、事業の拡大を積極的に支援します。将来的な企業価値の向上を見据え、中長期的な視点で投資先企業とともに成長を目指すのが特徴です。
4-2. 安定的な収益を生み出せる企業に対して投資する「バイアウトファンド」
バイアウトファンドは、すでに安定的な収益を生み出している成熟期の企業や、明確な成長ポテンシャルを秘めた企業を主な投資対象にします。投資先企業の株式の過半数を取得して経営権を確立し、企業価値のさらなる向上を目指すのが特徴です。
バイアウトファンドは、単に資金を提供するだけでなく、経営陣と密接に連携しながら、組織体制の最適化や事業戦略の見直し、新たな市場開拓の支援などの経営改革を積極的に進めます。これまで自社だけでは難しかった抜本的な変革、事業の成長スピードの加速につながる可能性があります。
バイアウトファンドは投資を通じて企業価値を高め、最終的に新たな事業会社や他の投資家へ株式を譲渡することを検討します。これは、投資先企業が次のフェーズに移行するための機会になりえます。
4-3. MBOを目指す経営者に対して投資する「MBOファンド」
MBOファンドは、現在経営を担っている経営陣が、自社の株式を買い取ってオーナーとなるMBO(Management Buy-Out)を支援する投資ファンドです。経営陣が自社株式を取得して経営権を手に入れる際に、MBOファンドが必要な資金を提供します。
MBOファンドは、経営陣が描く事業戦略や実行力を評価し、資金面での支援を行うのが特徴です。経営陣が自ら企業価値の向上に尽力する姿勢を重視し、資金面だけでなく、戦略策定や組織体制強化に関するサポートを行うこともあります。
MBOファンドとのM&Aは、外部からの干渉を抑えつつ、経営者のリーダーシップと意欲を引き出し、企業の持続的な成長を実現できるメリットがあります。
4-4. 経営を託せる相手を探す「サーチファンド」
サーチファンドは、特定の企業を見つけて買収し、その企業を自らが経営することで成長させることを目的とした新しいタイプの投資スキームです。これは、「サーチャー」と呼ばれる経営経験のある個人(または少数のチーム)が、投資家から資金を募りながら、自身が経営者となるにふさわしい中小企業を探し出すことから始まります。
サーチファンドの大きな特徴は、サーチャー自身が買収後に企業のトップとして経営に深く関わり、中長期的な視点で企業価値の向上を目指す点にあります。M&Aを通じてオーナーから事業を引き継いだ後は、サーチャーが持つ経営手腕に加え、ファンド出資者である投資家グループからの戦略的アドバイスやネットワークを活用し、企業の持続的な成長を牽引していきます。
サーチファンドとのM&Aは、後継者不在に悩むオーナーにとって、これまでの自身の事業を、覚悟を持った個人に託せるという点で、新たな事業承継の選択肢となりえるでしょう。
4-5. 経営不振の企業に対して投資する「企業再生ファンド」
企業再生ファンドは、一時的に経営不振に陥っているものの、優れた技術やノウハウ、将来性のある事業基盤を持つ企業に対し、投資を通じて事業の再生を支援します。自力での立て直しが難しい企業を対象に、資金面だけでなく、経営改善のための専門的な支援を提供します。経営不振の企業の買収と経営改善に特化した投資ファンドといえます。
抜本的な組織・事業再編を行うことで、企業価値の向上を目指します。具体的には、投資ファンドの専門家が経営に参画し、ガバナンス(管理体制)の強化、不採算事業の見直し、新たな収益源の確立、経営体制の刷新など、多岐にわたる再生支援を行うのが特徴です。
企業再生ファンドとのM&Aは、自力での再建が困難な企業にとって、資金面と専門性の両面から大きな支援となりますが、組織の大きな変革を伴うことが多いため、従業員の不安解消や、事業の継続性の確保に向けた配慮に留意したいです。
4-6. 倒産した企業に対して投資する「ディストレスファンド」
ディストレスファンドは、すでに倒産状態にある企業や、深刻な経営危機に陥った企業に対して投資を行います。企業価値が著しく低下した企業の株式や債権を低価格で取得し、その後に集中的な支援を行うことで事業の再建を目指します。
ディストレスファンドの目的は、単に企業の事業を立て直すだけでなく、徹底したコスト削減、不採算事業の整理、そして新たな収益モデルの構築などを通じて企業価値を最大化することにあります。最終的には、再建された企業の売却、または保有資産の効率的な清算を通じて、投資家へのリターンを追求します。
ディストレスファンドは、厳しい経営環境下にある企業にとって、資金調達と事業再生の機会を提供する選択肢になりえます。ただし、厳しい経営環境下での投資となるため、ファンド側の強い意向のもと、大きな変革が求められる可能性も十分にあることを理解しておくことが大切でしょう。
5. 投資ファンドとのM&Aを成功させるポイント
投資ファンドとのM&Aを成功に導くためには、戦略的に準備をしていくことが欠かせません。ここでは、投資ファンドとのM&Aを成功させるポイントについて解説します。
5-1.M&Aの目的を明確にする
投資ファンドとのM&Aを検討するにあたり、特に重要なのが、自社がM&Aを通じて何を達成したいのか、その目的と目標を明確にしておくことです。最も基本的でありながら、これを明確にすることが不可欠といえます。事業承継を円滑に進めたいのか、新たな成長資金を獲得して事業を拡大したいのか、あるいは既存事業のリスクを分散したいのかなど、その目的は企業によってさまざまでしょう。
この目的が明確であればあるほど、自社のニーズに合致する投資ファンドを見つけやすくなり、その後の交渉プロセスもスムーズに進みます。漠然とした目的では、投資ファンド側も自社の真の意図を理解しにくく、結果としてミスマッチが生じる可能性も考えられます。
5-2. 企業価値を含めた自社の現状を把握する
投資ファンドとのM&Aを実施する際は、自社の現状(企業価値などを含む)を把握しておくことが重要です。過去の業績動向、現在の財務状況、そして将来性を見据えた事業のポテンシャルなどを細かく分析し、客観的な評価を行っておく必要があります。
自社の分析を事前に行うことで、投資ファンド側との交渉において、自社の強みと弱みを明確に提示できるようになります。自社の価値を適切に提示できないと、交渉が不利に進んだり、望む条件での合意が難しくなったりする可能性も考えられます。
また、M&Aを通じて何を達成したいのかという目的意識や、投資ファンドとの連携によってどのような相乗効果が生まれるのかを具体的にイメージしておくことも、円滑な交渉を進める上で大切になります。
5-3. 譲れない条件を決めておく
自社にとって譲れない条件を事前に設定しておくことも、投資ファンドとのM&Aを成功させるコツです。M&Aのプロセスでは、譲渡価格だけでなく、経営方針、従業員の雇用、企業文化の継承、主要な取引先との関係など、多岐にわたる項目について投資ファンドと交渉を進めることになります。その際に、自社にとって譲歩できない点をあらかじめ明確にしておくことが重要です。
自社にとっての優先順位を事前に明確にし、特に譲ることができない点をはっきりとさせておくことで、交渉の軸がぶれずに済みます。もし、譲れない条件を曖昧にしたまま交渉を進めてしまうと、後になって後悔が残ったり、自社が大切にしてきたものが損なわれたりする可能性も考えられます。自社の価値を守り、M&A後の円滑な事業運営を実現するためにも、これらの条件をしっかりと整理し、投資ファンド側との交渉で粘り強く主張することを意識しましょう。
5-4.投資ファンドのタイプや特性を理解する
投資ファンドとのM&Aを検討する際、様々な投資ファンドのタイプやそれぞれの特性を事前に理解しておくことが鍵になります。前述の通り、ファンドには様々な種類が存在し、それぞれ得意とする投資ステージ、業界、投資期間、そして経営への関与度合いが異なります。
例えば、長期的な視点での事業成長を望むのであれば、短期的なリターンを追求するファンドよりも、中長期的な企業価値向上を重視するファンドが適しているかもしれません。また、手厚い経営支援を求めるのであれば、資金提供だけでなく、積極的な伴走型支援を行うファンドを選ぶ必要があるでしょう。自社の現状、自社が考えるM&Aの目的に最も合致するファンドを見極めることで、M&A後の発展を力強く後押ししてくれる、最適なパートナーシップを築けるでしょう。
6. 投資ファンドとのM&Aの検討でM&A worksをおすすめできる理由
M&Aにおける投資ファンドの活用は、企業の新たな可能性につながる一方で、その複雑さから不安を感じるオーナーもいらっしゃるかと思います。そこで、投資ファンドとのM&Aを成功に導くため、M&A仲介会社という専門家をパートナーとして検討することをおすすめします。
M&A worksでは、投資ファンドとのM&Aの支援実績があり、そのビジネスモデルや投資スタンス、交渉の機微を理解しています。投資ファンド側の関心事項や効果的な交渉ノウハウを把握しているため、M&Aを検討する企業の意向を尊重し、より有利な条件設定に向けて交渉に臨むことが可能です。これにより、オーナーご自身が直接交渉される負担やリスクを軽減させ、最適なM&Aの実現のサポートにつなげます。
M&A worksでは、まずはM&Aの目的や譲れない条件などを深くヒアリングするとともに、企業価値を丁寧に評価します。その後、最適な投資ファンドの選定から、価格条件、従業員の雇用、企業文化の継承など、あらゆる交渉事項についての意向が最大限反映されるよう、粘り強く交渉を代行します。複雑な手続きの進行管理も含め、安心してプロセスを進められるよう全力で伴走いたします。
7. まとめ
投資ファンドとのM&Aは、成長資金の獲得や経営資源の拡大といった大きなメリットをもたらしますが、その一方で、組織体制の見直しや企業文化の変容、将来的な再売却の可能性といった留意点も存在しています。
投資ファンドとのM&Aを成功させるには、投資ファンドの種類や特徴を理解するとともに、自社の強みと課題を正確に把握することが欠かせません。また、譲れない条件を設定し、交渉力を高める戦略が必要です。
投資ファンドとの交渉や、多岐にわたる手続きをオーナーご自身だけで進めることは、大きな負担になる可能性があります。そのため、M&Aを検討される際にはM&Aの専門家への依頼をおすすめします。
投資ファンドとのM&Aを検討している方は、M&A worksにご相談ください。M&Aの専門家として全力でサポートいたします。
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